根管治療

根管治療とは

歯は表面のエナメル質、その下の象牙質があり、そして歯の根の中には歯髄があります。歯髄は血管や神経で構成されており、根管という管に入っていて、歯に栄養や水分を供給しています。
歯髄まで虫歯の原因菌に侵されると、何もしなくても歯がズキズキと強く痛み、顔が腫れることもあります。放置していると進行し、歯根の先に膿がたまったり、歯根の内部や周囲の骨を溶かしてしまいます。
根管治療は、細菌に侵された歯髄の組織を根管からきれいに除去して、殺菌・密閉します。これにより、痛みや腫れを解消し、進行を抑制する治療法です。

日本の一般的な根管治療は世界的にみて遅れています

日本の一般的な根管治療は世界的にみて遅れています 虫歯の原因菌を根管内からきれいに取り去って殺菌し、密閉するのが根管治療です。根管は複雑な形状をしているため、汚染された組織をすべて取り去るにはドクターの高い技術力と経験数が必要です。
日本では根管治療が保険適用になっているため安価に治療を受けることができますが、保険点数が低いため精度の高い根管治療をあきらめてしまっている歯科クリニックがあることも事実です。
そのため、当院では、マイクロスコープを用いた根管治療を行い、的確な診断と治療を行っています。

再発のケースで行う根管治療

親知らずの状態によっては、抜かなくても良いケースもあります。抜歯には痛みや腫れなどのリスクがあるため、慎重に見極める必要があります。
神経を取った歯が痛くなった、歯根に膿がたまっているという場合は、根管の再治療が必要な状態です。神経を除去した歯は寿命が短くなり、根管治療の約半分はいずれ再治療が必要になるとされています。また、再治療の場合、成功率が最初より下がり、60%以下になるという報告もあります。

インプラントの場合、成功率は9割を超えていますので、難症例の場合にはインプラントをすすめるという歯科クリニックも増えていますが、当院ではできるだけ抜かない・削らない治療を基本にしているため、天然の歯を残せる可能性がある場合には根管の再治療をまずはおすすめしています。

特にマイクロスコープを使用した根管治療は、肉眼では見えない部分をしっかり確認できるためとても有効です。歯根の先に膿がたまるなどが起こった場合の外科措置でもマイクロスコープがあれば精度の高い治療が可能になります。そのため、当院ではマイクロスコープを使った根管治療を積極的に導入しています。

治療期間について

根管治療は、歯根という歯の根っこの部分の治療であり、細くて複雑な形状の根管内部をきれいにするために、とても細かい作業を行う必要がありますし、治療期間もある程度かかります。治療期間は歯の形状や症状によって変わりますが、最短でも数回の通院が必要ですし、長くかかる場合には数ヶ月以上かかることもあります。

当院では根管治療時にマイクロスコープを使用することで、肉眼では見えない部分をしっかり確認し、精度が高く的確な治療を行っています。

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Tel:0466-57-8418